時代や価値観の変化とともに、お葬式のスタイルも多様化した現在。創業90年以上の歴史を持つ公益社も、時代のニーズにあわせて「家族葬」に特化した新ブランドを立ち上げることになりました。まず考えたのは、もっと葬儀をポジティブなイメージにしたいということ。万が一の時まで、葬儀について考えたくない。しかし実際にその時がきたら、混乱して考えることもできません。ウェディングのように、とまではいかなくても、どんな最期にしたいか、事前に気軽に話せる存在にできないか。ただし、セレモニーとして品質は当然マストながら、スタイル変革の過渡期の現在、家族葬カテゴリは仲介サービスが主流になっています。他の葬儀会社へ橋渡しをするにとどまる仲介サービスに対し、エンディング事業のプロフェッショナルである公益社の魅力は、ワンストップでサービスを担う、その高い品質。そんな想いから考案したのが、エンディングハウスです。エンディングという大切なセレモニーをプロデュースするブランドとして、ハウスが意味するのは家族であり家であり、そのくつろげる存在感。ドイツ語はクラフトマンシップな高品質サービスを表し、最期をしっかり受け止めて彩る、ブルーのピリオドマークを象徴として加えました。会館も現代的なものへと一新。木のルーバーに白い箱が包まれるシンプル&素直な佇まいで、格式をつくりながらも、新鮮な存在感を放つサインとして機能する“ハウス”に仕上げています。まずは4会館がオープンし、関東~関西を中心に、続々と展開予定です。

2023.04.01
EP:飯島雄介/CD & AD:赤迫仁/D:三國玲衣奈/C:久下裕二/CL:公益社