原宿サン・アド
50周年記念書籍

原宿サン・アド50周年記念として出版した書籍『drive! drive! drive!』。ホンダのCMなど、広告とデザインでクルマカルチャーに貢献してきたクリエイティブカンパニーとして、この大きな節目にホビーの最高峰であるクルマの楽しさをもっと伝えたい。簡単にフェイクがつくられる現代だからこそリアルにこだわり、集大成として歴史も作品も想いも人の手にとれるカタチとして残したい。そんな想いで計画した紙の本は、企画、デザイン、コピー、その後の宣伝やイベントにいたるまで、原宿サン・アドの実力を存分に発揮できるカタチでした。そして、ありがちな記念誌ではなく、クルマと人とカルチャーをテーマにした「原宿サン・アド50周年に50人と50台」という企画を考案。広告やデザイン業界のほか、映画、音楽、写真、アート、グルメ、ファッションなど、各界を代表する50名に依頼したのは、思い入れのある車を1台挙げてもらうこと。Boseとフォルクスワーゲン・ゴルフⅡ、長州力とBMW E32など、タイトルは統一しながらも、エッセイ、写真、漫画、小説、笑いあり、涙ありと、内容は人それぞれとなり、意図した以上にカルチャーが交錯する読物になりました。さらに、これまで手がけたホンダの名作広告も一挙公開。この本はクルマがテーマですが、主役は人。各分野でカルチャーをつくり上げてきた多彩な人々とのつながりこそ、原宿サン・アドの作品集という考えです。もちろん、50周年級のインパクトを見栄えでつくることが必須。ブルー地に真っ赤な車アイコンの変形帯は、タイトルにUV厚盛加工、その帯の下の表紙カバーには、アイコンの元ネタであるシティとマッドネスが隠れています。その他、アイコンがレースしているような目次から各人の扉では解像度があがって車のシルエットが具体的になる仕組み、ホンダの名作広告の章はコート紙でグラビアページの特集のような体裁、過去の広告を雑誌広告的に節々にはさむなど、ユニークなアイデアが満載。結果として、厚さ7cm、重さ1.3kg、1,160ページという、まさに50年の重みを体感できる圧倒的な佇まいになりました。制作に1年半を費やし、2026年10月1日発売。全国の書店・ネット書店で絶賛発売中です。

2026.9.1
CD & AD:赤迫仁/企画:赤迫仁、大井邦生、鶴田修、芝田孝一/C:大井邦生、鶴田修、吉田桃子、奥野尚之、笹田めぐみ、ソウ慶哲、清水佐代子、宮﨑裕司、杉本航平、窪田遥、奈良和幸/D:三國玲衣奈、津田亮介、小原輝、古島きほ、藤山めぐみ/PR:ソウ慶哲、湛野麻衣子、下牧しゅう/制作:鳥井志保、榎本直哉、石川智恵、平林直樹、石渡久、堺貴彦、西弾、小沢正司、市瀬有里/P:藤原慶、木村塁、奥田晃介、今枝加余、古波蔵恵、永禮賢、古川正之、Ryo Christopher Saito/CL:原宿サン・アド